日本美の原点(伝統的工芸品と技術)探訪

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京友禅染め黒留袖
素材:国産絹100%(浜ちりめん)川瀬特選 錦寿縮緬 濱ちりめんの印
胴裏地:絹100%重め羽二重
比翼地:絹100%重め羽二重寿地紋入り
絵羽解き加工料
湯のし加工料
五つ紋上絵描き加工料
手縫い仕立て(資)渡部和裁技能研究所加工料

http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/7e7f9b18/bc/ee35/__sr_/3cf6.jpg?bcT.FuKBlLQAbVc9
上前部分
(純金彩の友禅染めで青海波に松の枝を
くわえた金糸刺繍の飛び鶴を表現してあります)

http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/7e7f9b18/bc/ee35/__sr_/d90d.jpg?bcT.FuKBlSa4coWz
比翼地部分(寿の文字が織り込んであります)

http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/7e7f9b18/bc/ee35/__sr_/af32.jpg?bcT.FuKBTKVn8Upw
生地両端切れ(川瀬特選・錦寿縮緬と濱ちりめんの印)


日本伝統工芸品に民族衣装である呉服がありますが、
伝統的な故にその伝統文化を残す事の難しさがあります。

画像の黒留袖は今回、当店の蔵出し在庫をお買い上げ頂き

京都で絵羽解きして湯のし加工と上絵紋入れ加工をして

羽二重胴裏生地と羽二重比翼生地を添えて

(資)渡部和裁技能研究所へ仕立て加工依頼していたのが

出来上がりましたので記念撮影して本日納品致します。

黒留め袖本体といくつかの加工代が必要です。

呉服物に関しては、もちろん技術の違いもありますが、生地や着物の加工の相場加工があります。

どの様な由来の生地を使用している反物であるか、

そして、どの様な由来の加工をしている反物なのか、

また、付属のものや必要な加工によって

お仕立て上がりの状態や価格も違って参ります。

因みに、今回の単価や総額がいくらなのか、見積もって見ないと判らないのが現実。

高いだろうと思っていたら意外と安かったり

安いだろと思っているとやっぱり安かったり・・・。

この留袖をお買い上げの方も「安かったので思い切っていい物が買えました。」と

お釣りのお受け取りをご遠慮されました上に雑貨もお買い求められました。

呉服商だったことでお役に立てて嬉しくなりました。

人生経験に無駄なことは一つもないという実感が充足した瞬間でした。


とは言え、

三十年前に一兆円産業の右肩上がりの呉服業界だったのが、

物価の三倍上昇に反比例して、昨今では、六千億円にも満たないのが現状です。


フランスインテリアショップアビヤント ジャポン には、

元呉服屋時代のきものの在庫がたくさんあるのです。

東京の老舗、竺仙(ちくせん)浴衣の在庫もございますので

お客様の要望があれば自宅の蔵から蔵出ししてお見せしております。



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ただし、店頭で販売しておりますので在庫売り切れの場合はご容赦下さいませ。